みなさんどーも!UKです。
1963年ペンシルヴァニア州フィラデルフィアでの結成したアメリカの女性ヴォーカルトリオ
THREE DEGREES
全盛期のメンバーは下の写真左よりファイエット・ピンクニー、シーラ・ファーガソン、ヴァレリー・ホリデイ
現在、当初からのオリジナルメンバーはヴァレリー・ホリデイのみとなりましたが
3人のスリー・ディグリーズはメンバーが入れ替わりながら1963年の結成から実に55年もの活動を続けています。(2018年現在)
その活動歴の長さはギネスにも認定されるほどのグループ、スリー・ディグリーズ マイフェイバリット・チューンでお贈りしたいと思います。
目次
天使のささやき When will see you again
1974年スリー・ディグリーズのシングルとしてリリースされ、
アルバム『Three Degrees』に収録された
天使のささやき
流麗なストリングスとほんわかしたムードが特徴的なこの曲は
フィラデルフィア・ソウルのヒットメイカーコンビ「ギャンブル&ハフ」がプロデュースを手がけ全世界で爆発的に大ヒット。
シングルチャート全米2位、英国で1位、日本ではオリコンチャート1位を記録。
日本では第3回東京音楽祭世界大会でのグランプリ受賞曲となりました。
荒野のならず者 Dirty Ol Man
1973年リリースの大ヒット曲(アメリカ、イギリスを除く一部の国で大ヒット)
荒野のならず者
フィラデルフィア・ソウル調のストリングスが特徴的ですね。
歌詞においては過激なのでイギリスでは放送禁止になりましたが、
それがまたそれで話題となり特番が放送されるほどの人気グループとなりました。
2018年の日本公演ではこの曲を紹介する際、カタコトの日本語で「ヤラシイオトコー!」とタイトルコールしてました(^^;;
ミッドナイト・トレイン Midnight Train
1974年のアルバム『International(世界の恋人)』の<日本盤>に収録された
ミッドナイト・トレイン
この曲のバック演奏を務めるのは細野晴臣Ba、林立夫Dr、鈴木茂Guの「ティンパン・アレイ」。
サウンドはモロに洋楽といっても遜色ない和製フィリー・ソウルですね。
スリー・ディグリーズが1974年に来日した際にレコーディングされた
「天使のささやき」日本語バージョンと
作詞安井かずみ 作曲筒美京平の「にがい涙」、そして
作詞 松本隆 作曲細野晴臣のこの曲、「ミッドナイト・トレイン」の
この3曲は日本で制作され、アルバム『世界の恋人』の<日本盤>限定で収録されました。
にがい涙 Nigai Namida
1975年日本で限定発売されたスリー・ディグリーズのシングル
「ミッドナイト・トレイン」に次ぐ日本人作家による制作企画シリーズ第2弾。
(ミテタハズヨ♪)のカタコト日本語と振り付けが印象的な
にがい涙
作詞は安井かずみ、作曲 筒美京平。
レコーディングしたミュージシャンは村上“ポンタ”秀一Dr、高水健司Ba、矢島賢Gu。
日本歌謡界を引っ張ってきた大御所チームが参加し
洋楽と日本歌謡の良い部分がミックスされた傑作曲が生まれました。
オリコンでは最高位15位を記録し、日本でリリースされた全シングルで最高順位となったのでした。
口づけでおやすみ Take Good Care Of Yourself
1975年、スリー・ディグリーズのオリジナルアルバムには収録されず、
当初はシングル曲としてリリースされた(のちに『スリー・ディグリーズ&MFSBショウ第2集』に収録)
口づけでおやすみ (Take Good Care Of Yourself)
R&Bチャート64位、英国チャート9位
ギャンブル&ハフ作によるフィリー・ソウル感溢れるヒットナンバー。
日本人が好みそうなこのサウンドはMFSBによるシグマサウンドスタジオで録音されたもの。
当時の日本の歌謡曲は、このサウンドや曲調にかなり影響されているのが伝わりますね。
「Take Good Care Of Yourself♪」って「くれぐれもカラダを大切に〜♪」と歌ってるのかな?
幸せの季節 Year Of Decision
グループ結成からいくつものレーベルで試行錯誤をくり返したのち
フィラデルフィア・インターナショナル・レーベルに在籍してから
スリー・ディグリーズ本当の快進撃が始まりました。
「荒野のならず者」、「天使のささやき」、そしてこの
幸せの季節 (Year of decision)
を収録したこのレーベルからの最初のアルバム
『Three Degrees』(1973年)はUKチャート11位。
心ウキウキさせる歌、ハーモニー、そしてフィラデルフィアなサウンドですね。
現在まで続くオリジナルメンバーヴァレリー・ホリデーがセンターをとり
ケネス・ギャンブル&レオン・ハフのゴールデンコンビが放つ
フィリーソウル・ヒットナンバーです。
ウーマン・イン・ラブ A Woman In Love
アリオラ・レコードに移籍後のスリー・ディグリーズ
1978年のアルバム『New Dimensions』より
ウーマン・イン・ラブ A Woman In Love
UKチャート3位。
懐かしさと切なさが込み上げてくるスローないい曲ですね。
アルバムのプロデュースは、あのイタリアの音楽プロデューサー、ジョルジオ・モロダー。
ドナ・サマーやアイリーン・キャラはじめ
映画のサントラや数多くのアーティストを手がける凄腕プロデューサーなのです。
この時期、メンバーのフェイエット・ピンクニーが引退し
3D初期メンバーのヘレン・スコットが復帰。
The Sound Of Philadelphia(ソウル・トレインのテーマ)
1974年 フィラデルフィアのシグマ・サウンド・スタジオで演奏していた
スタジオ・ミュージシャンによるバンドMFSB(Mother Father Sister Brother)が
スリー・ディグリーズを迎えて録音された
TSOP(ソウル・トレインのテーマ)
そのスリー・ディグリーズの2ndシングル「TSOP(ソウル・トレインのテーマ)」は
ビルボードHotで1位、R&Bチャート1位、アダルトコンテンポラリーチャートで1位を獲得。
アメリカの音楽番組『ソウル・トレイン』のテーマ曲としても知られてますね。
ニキータ4でも何回かエンディングで演奏させてもらっているのですが、
どこに行っても、この曲の演奏が始まるたび踊りが止まらない光景になってしまいます(^^)
そうとうに人気が確認できるフィラデルフィア・ソウルの古典ですね。
To Be Continued