恋をもう一度
クールス・ロカビリークラブ 1978年『The COOL』より
作詞 村山一海 作曲 大久保喜市 編曲 クールス・ロカビリークラブ
ベースのキイチが作曲したこの曲
恋をもう一度
♪ I’m Fall in Love・・
あの時おそろいで 買ったブーツも履かず
降りしきる雨の中 からだふるわせた
何も言わずに 笑ってこたえる お前の顔が 心に残る ♪
クールスメンバー全員がソング・ライティングに関わっているのも興味深い。
誰が作曲してもクールスになってしまう。
クールスの曲ってトータル的にメロディがすんごくいいと思うのです。
胸をキューンとさせる。甘酸っぱくキュンキュンさせる。
この僕も青春時代にどれだけキュンをムネムネさせられたか。
ハードロックとかヘビーメタルにはそういうところがない。
不良っぽいイメージで売ってるクールスだけど
ハートはすこぶるピュアな人たちなんだろうなと思うのです。
クライマックス
クールス・ロカビリークラブ 1979年『NEW YORK CITY N.Y.』からのシングル曲
作詞 飯田和男 作曲 ジェームス藤木 編曲 クールス・ロカビリークラブ
サイドギターのフランク(飯田和男)が歌う
クライマックス
クールスにはめずらしくマイナーな曲調。
♪降りしきる雨の中 傘もささず歩く~♪
ドラマのような映像が浮かんでくると同時に
ハートブレイクな切ない自分の思い出も甦ってきます。
♪いますぐにでも 駆け戻り 強く強く抱きしめたい
クライマックス Only You ♪
ホーンセクションの焦燥感とクールスお得意の2拍3連のキメが
まさに場面のクライマックスを演じ
歌詞との相乗効果を生み
「クライマックス!」と思い切り歌いたくなるのはきっと僕だけではないはず。
追憶
1979年3月、クールス・ロカビリークラブ
トリオレコード5thアルバム『New York City N.Y』から
作詞 水口晴幸 作曲 ジェームス藤木
ピッピ(水口晴幸)がボーカルをとる名バラード
追憶
♪ごめんよ それさえ言えなくて
愛は さめてもいないのに
強がり 言って さびしくさせて♪
人には悔いる別れもあります。
人間は不完全、、男は特にですね。
特に若いときは、失敗ばかり。。
悪い時は素直に「ごめんね」と言える自分でいたいと思わせる曲ですね。
このアルバム発表後
同年12月、ピッピはクールスを脱退し
残ったメンバーはクールス第3期【クールスRC】での活動の時代へ突入します。
カリフォルニア・ブルースカイ(Jet Coaster Lovin)
1979年12月、ピッピが脱退し
村山一海、ジェームス藤木、佐藤秀光、飯田和男、大久保喜市の
5人になったクールス・ロカビリークラブはポリスター・レコードへ移籍し『BIG DEAL』をリリース。
1980年4月、そのアルバムからのシングル曲
カリフォルニア・ブルースカイ(Jet Coaster Lovin)
作詞 クールス・ロカビリークラブ. 作曲 ジェームス藤木
広く果てしないブルースカイへと突き抜けるアメリカン・フィーリング溢れるポップナンバー。
キングレコード、トリオレコードの時代を経て、ポリスター時代への転換期となり
クールスの曲調、サウンド含め、5人の円熟味が増していくのですが
次なるアルバム『THE HIT』をリリースしたのち
ベースのキイチ(大久保喜市)が脱退します。
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