回顧ヒストリー16

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GRAND CROSS

M木との新しいバンド、名前は「グランドクロス」と名付けた。
通称ツーバスと言われる、バスドラムを2つ並べ、ドッドドッドドッドドッドとシャッフルでツーバスを踏む「Killer」というコージーパウエルの曲に僕は初めてチャレンジしていた。

 

 

 

当時のドラムアイドルだったコージーパウエルをその時、師と仰ぎ目標とし、

M木はリッチーブラックモアとかマイケルシェンカーのギタースタイルを信条とするNEWハードロックバンド「グランドクロス」。

 

再びテクニック主体の切磋琢磨の日々が始まった。

 

しかしこの「グランドクロス」ベース、キーボード、ボーカルがいない。

 

 
「完璧なメンバーを揃えたい」と望みが高いM木は、自信家で頑固者。

気難し屋なとこまでリッチーブラックモア的に振る舞っているようにも見えた。

ギターはかなり巧いのだけれども気難し屋がしばしば顔を出す。

新しいメンバーにとベースとかキーボード、ボーカルを次々に送り込むが

あいつもダメ、こいつもダメ。

どんなにNEWメンバーを送りこんでもM木水準のおメガネにかなう者はいなかった。

気が合うかどうかでしか判断してないんじゃない?とさえ思っていた。

僕なんかはまず育ててみてダメだったらゴメンなさいでいいじゃないの?っていうタイプの「見切り発車大好き人間」だから

M木の気難し屋についてけない時もしばしば。

 

ホントにメンバー揃う日は来るのか?

 

いつまでたっても「グランドクロス」は、スタジオにこもるだけでライブ活動にまで進まない日々を悶々と送っていた。

 

 
僕はいつもハードロックとロックンロールの狭間にいた気がする…

 

 

正樹との再会

ある日の事、「ライブ行かんや〜」と久しぶりに林田正樹から連絡が来た。

ダンパバンド【ジュリエット】以来、久しぶりに顔を見せてくれた正樹は髪もだいぶん生え揃い、毛糸の帽子からようやく卒業していた。

 

「知り合いの【オットプロジェクト】のライブさ。行こうで〜」

 

ジュリエットの時と変わらず屈託なく誘って来る正樹は僕の目に清々しく映った。

 

 

義人、初対面

待ち合わせをし、正樹と向かったライブ会場。

「オットプロジェクト」のライブがスタートするなり図体のデカいボーカルの太郎は、インパクト十分にステージ狭しと動き回る。

RCサクセションばりの派手派手な化粧と衣装でシナロケやサンハウスのロックンロールを歌っていた。

 

♪君はとっても上品で頭のいい娘だなんて

そんな事など俺にとっては

 

ほんのささいな事なんだ♪
アイラブユー( byサンハウス)

 

 


そのバンドのギターを担当していたのは現・横道坊主の中村義人だった。

 

のちに改めて会った時に盛り上がるのだが、その時点では義人とのあいさつもそこそこにしかできず。。

 

それが義人との初対面。

 

 

ツイストする男

それにしてもさっきから
目を奪われる男がいた。
客として踊っているひとりの男…

 

それは相当に踊りこなしている様子が伺える、腰の切れが鋭く洗練しつくされたツイスト。

 

テカテカの革のジャケットと革パンの上下に紫のサテンシャツを羽織り、ブライアンセッツァーばりのリーゼントにトンガリブーツ。

 

まさにキングオブロックンローラーという佇まいのクールでおしゃれなオーラを漂わせる男は、そのツイストする姿だけでアートになっていた。

 

 

 

 

 

正樹がヤツを僕に紹介してくれた。
「え?知り合いや?」

 
「同じ海星高校さ、辞めたとばってんな。今井秀明、今井ちゃんて呼びよるとさ。ツイストしよるばってんギタリストやけん。」

 

 

 

 

 

同じ年齢?!ギタリスト?!

僕よりずっと大人に見えた(汗)

なにより高校を辞めたという同じ境遇にビビビッと来た。

 

 

 

 

正樹、義人、今井、僕

 

この時の出会いが、のちに「横道坊主」というロックバンドに発展することになろうとは

 

この時の4人はまだ知る由もなかったのである。

 

 

 

 

 

 

to be continued・・

 

 

 

 

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