みなさんどーも!UKです。
1968年、USAペンシルヴァニア州フィラデルフィアで結成。
美しいファルセット・ボイス(裏声)と洗練されたバックコーラス、
スウィートでメロウな曲調でハートを盗まれる男性ヴォーカル・グループ
STYLISTICS
その美しいファルセットの主はラッセル・トンプキンスjr。
もともとは【モナークス】にいたラッセル・トンプキンスjr、そしてエアリオン・ラブ、ジェームス・スミス。
一方で【パーカッションズ】にいたハーブ・マレル、ジェームス・ダン。
この2つのグループが合体し、新たにスタイリスティックスと命名し活動を始めました。
70年代前半に一世風靡した流麗なストリングスやブラスのサウンドを特徴とする【フィリー・ソウル(フィラデルフィア・ソウル)】のスタイルを
プロデューサーのトム・ベルと共に打ちたて一躍人気グループとなったスタイリスティックス。
メンバーの変遷を経て2018年現在、初期メンバーのエアリオン・ラブとハーブ・マレルが中心になり
ほぼ毎年のように来日公演し、日本が大好きで、日本でも絶大な大人気を誇る
スタイリティックス ・マイフェイバリット・チューン
をお贈りしたいと思います。
目次
ゴーリー・ワウ Betcha By Golly, Wow
1971年、スタイリスティックスのデビューアルバム『スタイリスティクス登場』より
「You Are Everything」に続き72年シングルカットされた
ゴーリー・ワウ(Betcha By Golly Wow)
プリンスもカバーしたこのスウィート・ソウルナンバーはR&Bチャート2位、ポップチャート3位を記録。
魅惑のフィリー・ソウルの世界へと演出するプロデューサーはトム・ベル。
デルフォニックスを手がけていたトム・ベルは初期のスタイリスティクスを大ヒットに導き
連続5枚のシングルヒットを生み出し、以後も含め12曲連続でソウルチャートのトップ10入りを果たす事となりました。
いろんなアーティストのファルセット・ボイスがありますが
このラッセル・トンプキンスjrのとろけるようなファルセットはもうオンリーワンですね!
どういう声のつくりをしているのか、声の成分を数値化したいくらいです。
ユー・アー・エブリシング You Are Everything
1971年スタイリスティクス1stアルバム「スタイリスティクス登場」より
ユー・アー・エブリシング
この曲調、切なくキュ~ンとなりますね。
時代を超え、今聞いても色褪せないフィラデルフィア・ソウルが生んだ永遠の名曲です。
この曲を歌うファルセット・ボイスのラッセル・トンプキンスjr
声の質感がたまらなく好き。
ただの裏声だけでなくミックスボイスがプラスされている感じ?
きっと地声もいい声なんでしょうね。
おっと、この曲をカバーしたダイアナ・ロス&マーヴィン・ゲイの地声バージョンも
負けじと素晴らしい事は言わずもがなでしょう。
誓い You Make Me Feel Brand New
1973年リリース3rdアルバム『Rockin’ Roll Baby』からグループ最大のヒットとなったソウルバラード
誓い YOU MAKE ME FEEL BRAND NEW
売れっ子プロデューサー、トム・ベルによる不朽の名作。
エアリオン・ラブの中音域ボイスとラッセル・トンプキンス・Jrのファルセットのデュエットが素晴らしい。
君だけが誰かが必要なときにそばに居てくれた
いつだって僕を信じてくれていた
この歌を君にささげる
感謝と愛で満たされているんだ
<誓い 訳詞より>
あま~~い ♪ ( byスピードワゴン)
とでも言いたくなりそうなこのスウィートなソウルバラードは
ディスコのチークタイムでもよく使われ
また数多くのアーティスト、日本では山下達郎からもカバーされました。
君との恋愛的距離は遠いけど、ちかい(誓い)・・
愛がすべて Can’t Give You Anything (But My Love)
1975年スタイリスティックス6thアルバム『サンキュー・ベイビー』より
愛がすべて(Can’t Give You Anything But My Love)
日本でも大ヒット、イギリスではダブル・プラチナを獲得したこの曲はスタイリスティクス最大のヒットとなり
伝説的なディスコ・クラシックとなりました。
2006年に日本で放送されたギャツビーのCMでもおなじみの曲ですね。(そのバージョンはラッセルが新しく結成したニュー・スタイリスティクス)
ゴージャスで流麗なサウンドのプロデュースはヴァン・マッコイ。
この「愛がすべて」のスタジオ盤後半ではヴァン・マッコイのヒット曲「ハッスル」のフレーズが入ってるのも面白いのではないでしょうか。
涙の試練 Break Up To Make Up
1972年、スタイリスティックスの2ndアルバム『Round2』より
涙の試練 (Break Up To Make Up)
全米5位。
ホントもう、切なくなる珠玉のメロディライン。。
そしてリズムがまた、3拍子というのもドラマティックにさせますね。
「仲直りするために別れよう」という
タイトルの意味まで涙を誘います。
極上のファルセットヴォイス、スタイリスティックスのオリジナルボーカル、
ラッセルが歌っているこのレアなバージョンが
最近、YouTubeにアップされていました。
ストップ・ルック・リッスン Stop Look Listen(To Your Heart)
1971年 1stアルバム『Stylistics』からのシングルカット
ストップ・ルック・リッスン Stop Look Listen (To Your Heart)
全米チャート39位、R&Bチャート6位。
甘いメロディライン、サビになるとキューンと切ない。
スタイリスティックスのボーカル、コーラスはもちろんですが
楽曲としての素晴らしさが、特に心に残ります。
この曲のソングライティング、そしてプロデュースに関わったトム・ベルの才能にはホントに唸るばかり。
Stop、Look、Listen、to your Heart..
訳すると「立ち止まり、見つめ、心の声に耳を傾けてみる」。
人生のクロスロードで、何度も遭遇するタイトルですよね。
16小節の恋 Sixteen Bars
1976年の9thアルバム『Fabulous』より
16小節の恋 Sixteen Bars
スタイリスティクスの大ヒット曲「愛がすべて」ばりの華やかなトランペットに
流麗なストリングス、そして
美しくロマンティックなメロディとハーモニー。
日本公演でのショーではこの曲もやはり素晴らしかった。
極上のフィリー・ソウル・ナンバーが胸をときめかせてくれます。
それでもアメリカではあまりヒットしなかったとか。。
ロッキン・ベイビー Rock’n’Roll Baby
1973年 3rdアルバム『Rock’n’Roll Baby』より
ロッキン・ロール・ベイビー Rock’n’roll Baby
全米14位、軽く踊りたくなる軽快なポップチューン。
ファルセットとバックコーラスの楽しい感じもいいですね。
邦タイトルのロッキンロールベイビーは、ロックンロールじゃなくてロッキンロールという
ロックンロールの捉え方が興味深い。。(どうでもいいけど)
あと演奏のバッキングが、ピンクレディの
「渚のシンドバット」のフレーズを思い出すのは僕だけでしょうか。。
To Be Continued
|