第3位 Georgia On My mind レイ・チャールズ
盲目の音楽家、レイ・チャールズ。
「ローリングストーンが選ぶ歴史上最も偉大な100人のシンガー」第2位。
「ソウルの神様」または「ソウルの巨人」と呼ぶに相応しいレイ・チャールズは
R&Bやゴスペル、黒人霊歌などのブラックミュージックを「ソウル・ミュージック」のスタイルに昇華させ黒人大衆音楽の発展に貢献したひとりであります。
それまで自身のバンドでドサまわりを続けてましたが、1959年メジャーのアトランティック・レコードからオファーされリリースした「ホワッド・アイ・セイ」は初のミリオンセラーを記録し、
次に契約したABCレコードでリリースした「我が心のジョージア」は1961年にミリオンセラー。
そのジョージア州の州歌として制定されたこの曲
ジョージア・オン・マイ・マインド
この曲からも伝わってくる深みのある声と音楽的才能溢れるレイ・チャールズですが
一方でドラッグと女性にまみれた凄まじい生き様を、伝記映画「RAY」で知ることができます。
サントリーウィスキーのCMで「いとしのエリー」を歌っていたのがつい最近のように思えますが
享年73歳、世界は「ソウルの巨人」を失くしてしまいました。
2004年6月10日に肝臓癌で死去。73歳だった。完成された映画「RAY」を観ることは出来なかった。また、彼をリスペクトするアーティストによる「音楽葬」が行われたことも話題となった。2005年2月13日、第47回グラミー賞授賞式では、ノラ・ジョーンズとのデュエット曲「ヒア・ウィ・ゴー・アゲイン」が最優秀レコード賞となったほか、最優秀アルバム、ポップス・ボーカルやゴスペルなど、計8部門で受賞した。< Wikipediaより>
さ、ソウルミュージックマイランキング第2位は
モータウン社長ベリー・ゴーディから才能を見出されてからはソウル・シーンの第一線で活躍。
しかし、人気を得た一方で苦悩をも負い続けた、ソウルを語る上で避けては通れない波乱万丈のアーティスト。
第2位 Mercy Mercy Me マーヴィン・ゲイ
「ローリングストーンが選ぶ歴史上最も偉大な100人のシンガー」第6位
マーヴィン・ゲイの代表曲【ホワッツ・ゴーイン・オン】といえば
その洗練さと華麗なる曲調であまりにも愛され続ける楽曲ですが
詩の内容はベトナム戦争に対するメッセージソング。
1971年5月に同タイトルのアルバム【What’s goin on】を発表しますが、
同年6月にこのアルバムからシングルカットされた
マーシー マーシー ミー
も、環境汚染や社会問題を歌ったもので、このアルバム全体には一貫して社会的メッセージが込められました。
そういう社会的問題をテーマにしたコンセプトアルバムを発表したり
自らのセルフ・プロデュースで会社の方針と反してでも、自分の表現をやってのけたのは当時、黒人ミュージシャンでは画期的であり
それは今までになかった【ニュー・ソウル】として確立、位置づけをされました。
マーヴィンの思想はやがて、カーティス・メイフィールドやダニー・ハサウェイ、スティービー・ワンダーらの黒人アーティストを触発させ、個の表現を生み出させる【ニュー・ソウル】の旗手となり、受け継がせる事となったのでした。
しかし、
音楽の成功の裏には2度の離婚問題やドラッグ依存、破産等、
精神的な苦悩を負い続け
最期は父親から射殺されるという悲劇で人生の幕を閉じる事となるのです。
1984年4月1日の12時半頃、自宅で両親の喧嘩を仲裁した際に父マーヴィン・シニアと口論になり、激昂した父が拳銃を発砲、2発の銃弾がそれぞれ胸部と肩に命中し、病院に運ばれる前に死亡した。皮肉にもその日はマーヴィンの45回目の誕生日の前日にして、彼が敬愛したサム・クックと同じ死に方でもあった。また、父が使用した拳銃は生前に息子からプレゼントされたものであった。
< Wikipediaより>
UKが選ぶソウルミュージック・マイランキング
いよいよ残す第1位は!!
11歳の時に契約して以来、モータウンのアーティストとして活躍を続け
計22部門もの最多受賞回数を獲得したグラミー賞受賞アーティスト!
第1位 Lately スティーヴィー・ワンダー
「ローリングストーンが選ぶ歴史上最も偉大な100人のシンガー」第9位
スティーヴィー・ワンダーの
レイトリー
モーグ・シンセサイザー、トーキング・モジュレーター等の新機器をいち早く取り入れたり
ドラマーとしても凄く目を見張る才能で
レイ・チャールズ然り、盲目のアーティストは感覚が異様にズバ抜けてるのでしょうね。
「迷信」「心の愛」「パートマイムラバー」「イズントシーラブリー」「愛するデューク」
愛するデュークのデュークはジャズのデューク・エリントンの事。(キャラバンの作曲者)
彼をリスペクトするスティーヴィーは
数々のBIGヒットを生み出し
全楽器パートを一人で創るというチャレンジも辞さない冒険家。
偉大なソウルアーティストが次々と天国へと旅立つ中
現在も健在で、現役バリバリのソウルの神と同じ時代に生きている事を幸せに感じます。
いや~やっぱり音楽っていいものですね~
【UKが選ぶソウルミュージック・マイランキング】楽しんでいただけましたでしょうか?
まだまだ紹介したい曲は山ほどあります。
黒人音楽へのリスペクトはとどまることを知らないのでまた続編もあるかもしれません。
これだけソウルを聴いているとお酒呑みたくなりますよね。
ではではみなさん、GOOD MUSICとともにいい夜をお過ごしください。
長らくお付き合いいただきありがとうございました☆
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