みなさんどーも!UKです。
マサチューセッツ州ボストン近郊出身の女性シンガー。
1968年にミュージカル「ヘアー」でデビューし、その後、ジョルジオ・モルダーのプロデュースのもと、
ヒットナンバーを連発し「ディスコ・クイーン」「ディスコ・ディーバ」の名をほしいままにしたドナ・サマー。
2012年にこの世を去るまで、ディスコ・ブームを代表する女性シンガーとして世界的に認知され
曲に関してはスローからアップへと盛り上がる王道の手法を確立したともいえるドナ・サマー・マイフェイバリット・チューンをお贈りしたいと思います。
目次
Hot Stuff
1979年ドナ・サマー7thアルバム『Bad Girl(華麗なる誘惑)』より
ホット・スタッフ(Hot Stuff)
ジョルジオ・モロダーのプロデュースによるロック調のイントロから始まるズッシリとしたディスコナンバー。
時代はまさにディスコ・ブームの黄金期。
ディスコ・ミュージックの第一人者として活躍したドナ・サマーは「ディスコ・クイーン」の名声をほしいままにしたのに
この時のグラミー賞ではなぜか女性ロックボーカル部門で受賞しているのですね(^^;;
この曲のギタリストがジェフ・バクスター(Doobie Brothers、Steely Dan)による影響も大きいのでしょう。
この曲「ホットスタッフ」は2000年に入るとダイエットコカコーラのCMソングに使われ日本でリバイバルヒット。
ニキータ4のLIVEでも鉄板で盛り上がるドナ・サマーの代表曲中の代表曲でしょう。
She Works Hard For The Money
1983年の11thアルバム『情熱物語』より同名シングル
情熱物語(She Works Hard For The Money)
お金の為にハードに働く女性をテーマにしたこの曲はビルボード3位を記録し、世界中で大ヒット。
よくアイリーン・キャラの「フラッシュダンス」等と共にMTVで放映されていた当時を思い出させますね。
この曲、情熱物語は第26回グラミー賞最優秀女性ポップボーカル賞にノミネートされましたが、奇しくもその「フラッシュ・ダンス」がグラミー賞を受賞することになりました。
MacArthur Park
1978年、ドナ・サマー初のライブアルバム『ライブ&モア』より「マッカーサーパーク組曲」からのシングル
マッカーサー・パーク(MacArthur Park)
全米1位を獲得し、そして全世界で大ヒット。
押しも押されぬ売れっ子プロデューサージョルジオ・モロダーの手腕により、ジミー・ウェブの名曲をディスコ調にアレンジし、力強くドラマティックな組曲が生まれました。
「ディスコ音楽の父(Father Of Disco)」と呼ばれるジョルジオがやがて「ディスコの女王」となったドナを世に送り込んだ功績は大きかったと言えるでしょう。
Bad Girls
1979年、7thアルバム『華麗なる誘惑』より
バッド・ガール(Bad Girls)
時代はディスコブーム全盛。
ジョルジオ・モロダー、ピート・ペロッテ、ドナ・サマーがタッグを組み制作したこのアルバム『Bad Girls(華麗なる誘惑)』は 6週にわたりビルボード1位。
それに収録されている「ホット・スタッフ」と共に「バッド・ガール」はドナの代表曲となり永遠のディスコ・クラシックとなりました。
ポリスの「ロクサーヌ」を彷彿させるような娼婦をテーマにした歌詞も気になるところですね。
On The Radio
1979年コンピアルバム『On The Radio:Greatest HIts VolumeⅠ&Ⅱ』より
オン・ザ・レディオ(On The Radio)
始まりは静かにスタートし途中からアップビートに変わって盛り上がるパターンは
ディスコやLIVEでも効果的手法。
「マッカーサー・パーク 」に続くこの手法は、やがてドナ・サマーの代名詞とも言えるパターンとなるのです。
この曲「オン・ザ・レディオ」は日本では小柳ゆきがリスペクト・カヴァー。
Heaven Knows
1978年のアルバム『Live&More』より
ヘヴン・ノウズ(Heaven Knows)
カサブランカ時代と言われたジョルジオ・モロダーのプロデュース冴え渡る一曲。
Brooklyn Dreamsとデュエットするこの曲のキャッチーなサビが印象に残ります。
「神様だけが知っているのよ」と愛の行方を天国に託す歌詞ですが
人生に於いても同じですね。そう、その行方は神のみぞ知る。
No More Tears(Enough is Enough)
1979年コンピアルバム『On the Radio:Greatest Hits Volumes Ⅰ&Ⅱ』より
ノー・モア・ティアーズ(No More Tears Enough is Enough)
ドナ・サマーとバーブラ・ストライサンドの2大BIGスターが歌の競演をしたこの曲はビルボード1位獲得。
ボーカルアレンジはあのルーサー・ヴァンドロス。
お得意の美しく静かなパターンからノリノリビートに盛り上がる構成はもうドナ・サマー独特のお家芸ですね。
ミュージカルっぽい感じかと思いきや、カッコいいディスコ調になるアレンジが心憎い。
Last Dance
1978年ドナ・サマーが映画『イッツ・フライデー』にも女優として出演し、そのサウンドトラックにも収録された
ラスト・ダンス(Last Dance)
この曲はアカデミー賞とゴールデン・グローブ賞を受賞し
第21回グラミー賞では最優秀R&Bパフォーマンス賞に輝きました。
更にはゴールドディスクを獲得したドナ・サマーは、世界的にディスコミュージックを浸透させ、世界の「ディスコ・クイーン」として名を馳せたのは言うまでもないでしょう。
2012年惜しくも肺がんにより63歳で天国へ旅立ちましたが
ドナ・サマーは70年代の全盛期から2008年のラストアルバムまで常にチャートを賑わせ、5つものグラミー賞に輝くほど一世を風靡しました。
To Be Continued