みなさんどーも!UKです。
1977年、USAニューヨーク発
独特のカッティングギターとリズム隊のグルーヴに
ストリングスが色を添え、どこかおしゃれで洗練されたサウンドは
ずっと繰り返しているリズムの中でも聴いていて飽きない【CHIC SOUND】という魔法を生み出しました。
ナイル・ロジャースとバーナード・エドワーズを中心に結成されデビュー。
ディスコブームと同時に70年代後半から80年代にかけて活躍した
おしゃれなソウル&ファンク系ディスコバンド、その名も
CHIC (シック)
CHICのメンバーはオリジナルである3人
ギター ナイル・ロジャース
ベース バーナード・エドワーズ
ドラム トニー・トンプソン
と、そしてヴォーカルは固定ではない女性メンバーで構成。
ディスコブームが衰退しバンド停滞後も
実質的に【CHIC SOUND】を操っているナイル・ロジャースとバーナード・エドワーズはプロデューサーチームを組み
ダイアナ・ロスやシスター・スレッジをプロデュースし、大ヒットへと導きます。
その後も二人はデュラン・デュラン、デボラ・ハリー、ミック・ジャガー、ジェフ・ベック、他からも引っ張りダコの人気プロデューサーとして大活躍することに。
バーナードは他にもロッド・スチュアート、イアン・ハンター等をプロデュース。
またナイル自身では
マドンナ、デヴィッドボウイ、ストレイキャッツ等プロデュースし、大ヒット曲を生み出しました。
二人が操る【CHIC SOUND】の魔法はやがて多くのミュージシャンからリスペクトされ、80年代のポップシーンにより多く取り入れられました。
◆ナイルロジャース関連記事
良くも悪くもCHICの二人が手掛けた【CHIC SOUND】により、プロデューサーが主導する音楽時代の先駆けになったのは間違いないでしょう。
今回のUKが選ぶマイフェイバリットシリーズは
CHIC・マイフェイバリット・チューン
でお贈りしたいと思います。
それでは早速まいりましょう!
目次
Le Freak
♪ワン・ツー ・ア〜〜 Freak out!♪
中学生の時にラジオから流れて来たこのイントロでまず衝撃を受けたこの曲。
のちにバンド名はCHICと知る事になった
おしゃれフリーク
1978年リリース2ndアルバム『C’est CHIC(エレガンスシック)』収録
作詞作曲 バーナード・エドワーズ=ナイル・ロジャース
全米ビルボード1位、R&Bチャート1位を獲得
タイトでキレのいいドラムのトニー・トンプソン
バーナード・エドワーズのうねるベース、それにおしゃれなカッティングギターのナイル・ロジャース。
どれを聴いても、ファンキー!もう、シャレオツ~
また、ヴォーカルのルーシー・マーティンとアルファ・アンダーソンの二人のエレガントで、歯切れの良い声がやっぱりいい。
まさにC’est CHIC (エレガンスシック)
僕の幼さなゴコロに染み込んでいる極上の一曲です。
Good Times
1979年リリースCHICの3rdアルバム『危険な関係(Risque)』より全米No.1ヒット
グッド・タイムス
ナイル・ロジャースがきらびやかにキレッキレのカッティングギターを刻む。
スピーカーから聴こえてくるド真ん中には、タイトでパンチのあるトニー・トンプソンの4分打ちドラムビートが陣取り【CHIC SOUND】のアンサンブルを支えている。
そしてバーナード・エドワーズのベースライン
♪デッデッデッ デーデデッデッ デッデッデーデデ♪
このフレーズ、クイーンの曲にも似てるのありますが Queen – Another One Bites The Dust
もちろんクイーンの方が後なので
こういうのはパクリと言うより、リスペクトコピーですね。
それほどCHICはROCKの世界からも注目されてたのでしょう。
【おしゃれフリーク】の時もそうですが、このバーナードのベースを一度聴いたら一発で耳に残る。
実際、バーナードのベースプレイは世界から注目され、CHICの活動停滞後はプロデューサーとしても一躍脚光を浴びる事となりました。
しかし1996年、日本武道館にてCHIC再結成公演最終日を終えた翌晩、バーナードはホテルの部屋で急死、帰らぬ人に。。
バーナードの名ベースフレーズ、名プレイを残し、ナイルのギターリフも心憎いくらいカッコいいこの曲
4つくらいのコード進行だけでリズムが繰り返されるだけなのに、
ずっと聴いてても飽きないこの曲グッド・タイムスは、ラップの世界からもリスペクトされ
シュガーヒルギャング「Rapper’s delight 」等の元ネタにもなり再び注目を集めました。
I Want Your Love
1978年リリース「おしゃれフリーク」が収録されたアルバム『C’est CHIC(エレガンスシック)』からの大ヒット曲
愛してほしい(I Want Your Love)
全米7位を記録したこの曲「I Want Your Love」はワタクシUKの【おすすめDISCOマイランキング】でもエントリーしてますが
マイフェイバリット過ぎるので改めてここでも再登場です。
♪ I want your love I want〜 your love ♪
セクシーで哀愁のある歌メロのあとをバーナードのベースラインが相変わらず印象的なフレーズでツボってきます。
トニー・トンプソンのタイム感も気持ちいい。
そして
後半で絡んでくるストリングスがもう鳥肌モノですね。
レコーディングしててナイルもバーナードも歓喜の声をあげただろうなと想像します。
ナイル&バーナードのプロデュース力も然り、シンプルだけどおしゃれで完成度が高いアレンジ力に脱帽。。
もうひたすら羨望しかありません。
ゴージャスで哀愁があってセクシーなこの一曲は
レディ・ガガもカバーし、ムーディー・マン「I Can’t Kick This Feeling」の音ネタにもなりました。
Dance Dance Dance (Yawsah,Yawsah,Yawsah)
1977年、CHICのデビューアルバム『CHIC』より
ダンス・ダンス・ダンス
全米チャート6位
洗練された16ビートの「ダンス・ダンス・ダンス」は全米のディスコでも人気曲となり、CHICの名を世に知らしめました。
尚、CHICと名づける以前のバンド名は「ビッグ・アップル・バンド」
「運命’76」をヒットさせた<ウォルター・マーフィ&ザ・ビッグ・アップル・バンド>との混同を避けるため改名に踏み切る事に。
この頃からスーツを着ているのがナイル&バーナードらしいですね。
RABELLEのドラマーであったトニー・トンプソンが加わり
女性ヴォーカルに、ノーマ・ジーン・ライトを迎え、新バンド名を「CHIC」へ。
加入前からの約束であったソロ活動のためノーマはバンドを去ることになりますが、CHICは彼女のソロデビューを全面的にバックアップし、アルバムプロデュースを務めあげました。
そのノーマ・ジーン・ライトが在籍していたときのCHICの映像よりダンス・ダンス・ダンス!
What About Me
1979年 アルバムチャート5位を記録した3rdアルバム
『Risque(危険な関係)』の収録曲「禁じられた恋」のB面曲としてシングルもリリースされた
What About Me(私はどうなるの)
絶頂期で脂がのってるCHICのクールでソフィスティケイトなミドルテンポナンバー。
ナイル・ロジャースのリズムギターももちろん、バーナード・エドワーズのベースラインがやはりたまらない。
またタイトルもすごい。What About Me。邦題が「私はどうなるの」。
A面曲が「禁じられた恋」。。
アルバムタイトルまでもが「リスク」??「危険な関係」?!
「私はどうなるの」・・
これはA面曲「禁じられた恋」からのアンサーソングなのだろうか?と勝手に想像をかき立ててしまうのは僕だけ?
そんなクールで意味深な世界もファンを病みつきにさせてるのかもですね。
My Forbidden Lover
1979年、CHIC 3rdアルバム『Risque』より
禁じられた恋(My Forbidden Lovers)
CHICはやはりリズムが気持ちいいですね。
リフレインされるメロディも印象に残ります。
繰り返されるリズムの中で曲が作られていくCHICワールド。
多くの展開を作らない曲構成なのに
飽きさせないのは、やはりCHIC独特の中毒性でしょうか。
Your Love
1992年 CHICの8thアルバム『Chic-ism』からのシングルカット
Your Love
ナイルとバーナードが、ダイアナ・ロス やシスター・スレッジ等のプロデュース業を
主な活動にしていた当時、このニューアルバム『Chic-ism』(1991)は
83年の CHICアルバム『Believer』以来、実に9年ぶり。
待望のCHICアルバムとなりました。
ドラムはソニーエモリー。オリジナルメンバーのトニー・トンプソンではないのが少し残念ですが
バーナードのベースラインがのっけから聴こえて来ればもうゴキゲンですね。
やっぱりこの人のベースなしではCHICはあり得ないと再確認してしまいます。
Chic Mystique
1992年の同アルバム『Chic-ism』はボーカルもチェンジ。
ルーシー&アルファに代わり
Newメインボーカルはシルヴァー・ローガン・シャープとジェン・トーマス。
その『Chic-ism』からの2ndシングル
シック・ミスティーク
米国R&Bチャート48位、米国ダンスチャート1位
ナイルのリズムギターもバーナードのベースも
相変わらずクールでゴキゲン♪