二人だけ
1973年5月、6thシングル
作詞 ジョニー大倉 作曲 矢沢永吉
ジョニー大倉の真骨頂であるスウィート・ヴォイスが月夜にこぼれる
不朽のラブ・ソング
二人だけ
♪たとえ今 遠くても
会いに行く うそじゃない
I need you I need you babe
月は輝いて Tenderly
君がまぶしくて Close my eyes
Oh… ♪
キャロルの「動」が矢沢なら、ジョニーは「静」。
エネルギッシュで力強い矢沢と、甘くて繊細なジョニー。
ジョニーが歌う「コーヒーショップの女の娘」「恋する涙」「ハニー・エンジェル」等の
スローやミディアムナンバーも、ハートがトロけるほど絶品なのがキャロルの魅力でしょう。
番格ロックのテーマ (録音風景レア映像)
1974年2月、8thシングル
番格ロックのテーマ
の、英語バージョン録音風景。
貴重な映像ですね~
作詞 ジョニー大倉 作曲 矢沢永吉
「静」と「動」の二人の感性が溶け合っていく
まるで、レノン/マッカートニー
もしくは、ジャガー/リチャーズが
デモ音源作成をしている世界を見ているようです。
ドキュメンタリー・アルバム【グッバイ・キャロル】を聴いてもわかるようにキャロルの曲は最初、
英語(アバウト英語)で作っているのです。
ビートルズやブリティッシュ・ビート等の
イギリスの洋楽っぽいテイストをイメージしていたのでしょうね。
ジョニー・B・グッド
1974年、ONE STEP POP FESTIVAL出演時の映像から。
原曲はチャック・ベリーの不滅のロックンロール
ジョニー・B・グッド
このライブ映像を観ると
この時代にこのノリ、ドライブ感、音、スタイル、アクション。
どれをとっても、もう理屈抜きにカッコいい!
どんな他のバンドよりキャロルはズバ抜けてたと思います。
ウッチャンのドライブするギター、タイトなドラムのユウ岡崎、
ジョニーの突き抜けるボーカル
そしてなんといっても矢沢のベース、
ブリブリ、トゥーン♪ トゥーン♪と、ポール・マッカートニーばりのベースの音がたまりません。
この時代にセンセーショナルな出現をしたキャロル。
この頃、コンサートはどこも満員で
GSブーム以来の失神者も出るほどパニック状態だったそうです。(wikipedia参照)
変わり得ぬ愛
1974年12月、10thシングルB面曲
変わり得ぬ愛
♪時がすべてを変える 消えた恋
君は変わり過ぎた 届かない
昔のように 甘い恋を 許されるなら 夢見たい♪
キャロル後期の名曲ですね。
他、この頃ジョニー大倉の歌う「ビブロス・ピープル」も名曲でしょう。
キャロル解散後、ジョニー大倉はソロ活動や俳優としても活躍しましたが
肺炎により惜しくも2014年11月
ロックンロールの星となり天国へ旅立たれました。(享年62歳)
2018年現在、息子であるケンイチ大倉、大倉弘也が
父親のロックンローラーDNAを継ぎ、【J-blood】と名付け
精力的に音楽活動中。
二人とも頼もしく、これから楽しみな存在です。