みなさんどーも!UKです。
今回のマイフェイバリット・チューンは
1981年 UK発!
ロンドンで結成された女装ヴィジュアルでカラフルなイメージのPOPバンド
CULTURE CLUB
バンド・メンバーは
ボーイ・ジョージ Vocal
ロイ・ヘイ Guitar
マイキー・クレイグ Bass
ジョン・モス Drums
ゲイのボーカリスト、金髪のギター、黒人のベーシスト、ユダヤ人のドラマーという
それぞれの違う文化が集まったこのグループを「カルチャー・クラブ」と名づけ
レゲエやカントリー、モータウン、ソウルミュージック等を積極的に取り入れた
曲作りサウンドは、新しいニューウェイブ、
また「ニューロマンティック」というジャンルを形成し、
現在までにレコードセールスは1億5000枚以上を売り上げた
カルチャー・クラブ・マイフェイバリット・チューンをお贈りしたいと思います。
目次
タイム Time(Clock Of The Heart)
1982年 カルチャー・クラブのデビューアルバム『Kissing To Be Clever』からの2ndシングル
タイム Time(Clock Of The Heart)
全米チャート2位、全英チャート3位。
切なく哀愁感が残るこの曲、カルチャー・クラブの中では一番好きな曲ですね。
ソングライトは、リードボーカルのボーイ・ジョージ、ギターのロイ・ヘイ、
ベースのマイキー・クレイグ、ドラムでリーダーで当時はボーイジョージの恋人のジョン・モスらの
カルチャークラブ、バンドメンバーの手によるオリジナルナンバー。
奇抜でカラフルで中性的なファッションのボーイ・ジョージをはじめとする
そのバンドスタイルは「ニュー・ロマンティック」と呼ばれ
カジャグーグー、デュラン・デュラン等の「ニューロマンティック」を代表するバンドが
当時チャートを賑わせていましたよね。
やがては日本のヴィジュアル・バンドにも影響を与えていくのでした。
君は完璧さ DoYou Really Want To Hurt Me
1982年のデビューアルバム『Kissing To Be Clever』からのシングル
君は完璧さ Do You Really Want To Hurt Me
全英チャートではグループ初の1位獲得。
全米ではマイケル・ジャクソンの「Beat It」が首位を譲らず2位止まり。
ライトレゲエな曲調と深みのある歌声がいいですね。
「本当に僕を傷つけたいの?(Do you really want to hurt me)」
歌詞は、メンバーで当時の恋人のジョン・モスに向けられた内容と思われましたが
これまでのボーイ・ジョージが経験してきた失恋の歌みたい。
女装をして奇抜なバンドボーカルの出現に当時、
イギリスの世間の大人たちは快く思わなかったそうですが
そのうち全英1位を獲得し、イギリスの評価をくつがえす事になるのです。
ミス・ミー Miss Me Blind
1984年のアルバム『Colour By Numbers』からの3rdシングル
ミス・ミー Miss Me Blind
全米チャート5位。 カナダチャート6位。
6枚連続でシングルTOP10ヒットを記録。
シンプル&タイトなダンスポップナンバーですね。
しかし、歌詞の内容は
「僕が君の前からいなくなったら きっと君は悲しむだろう(I’ll know you miss me)
君は僕が恋しくてたまらなくなるよ..(I know you miss me blind)」
ボーイ・ジョージとの仲を世間にバレたくないがため別れてしまった
元恋人のドラマー、ジョン・モスへ向けられた歌詞と推測されています。
痛いくらいに繰り返される切なすぎる歌詞。
性格が良いとの評判のボーイ・ジョージなだけによほど辛かったのでしょう。
ミュージックビデオでは芸者さんや「文化倶楽部」等の日本語も登場する
オリエンタルで不思議な世界となっています。
カーマは気まぐれ Karma Chameleon
1983年のアルバム『Colour By Numbers』からのシングル
カーマは気まぐれ Karma Chameleon
全米チャート1位。全英チャート1位。
カントリーっぽいテイストも入ったこの曲は、グループにとってアメリカで唯一のNo.1ヒット曲、
その他、16カ国で1位を獲得しました。
当時は、喫茶店に行ってもパブに行ってもラジオ聴いてても「カーマ、カマカマカマ〜♪」の
フレーズが巷に氾濫してたくらいかなり流行してましたよね。
この曲がデビュー曲と思ってたくらい、カルチャークラブを知ったインパクトは強かった。
しかも女装ファッションでゲイであるボーイ・ジョージが
「カマカマ」と歌うダブルのインパクトで
否が応にも、その存在を強烈に刷り込まれる事となるのでした。
ゲイであり、奇抜な存在だとしても、
それでも人々から愛されるボーイ・ジョージには、才能だったり歌だったり
いろんな惹きつけるセンスを持ち備えていますよね。
ポイズン・マインド Church Of The Poison Mind
1983年の2ndアルバム『Colour By Numbers』からの1stシングル
ポイズン・マインド Church Of The Poison Mind
全米チャート10位、全英チャート2位。
モータウン・テイストなPOPナンバー、ハーモニカの音色も特徴的ですね。
特徴的といえばもうひとつ、力強くソウルフルに聴こえてくるコーラスの声、
この曲からバックコーラスで、ヘレン・ケリーが参加することとなりました。
カルチャー・クラブはソウルミュージック、特にモータウンに影響を受けているのは有名な話。
この曲を収録したアルバムのタイトルにもなっているように
「カラー・バイ・ナンバーズ」は訳すると
POPもあれば、モータウン調、カントリー調などなど、いろんなカラー(色)の曲が
散りばめているよみたいな意味合いなのでしょうか。
メンバーも女装がいたり、白人黒人が混合してたりとカラフルなイメージが全開ですね。
サンキュー・ウーマン Thank You Woman
1986年の4thアルバム『From Luxury to Heartache』より
サンキュー・ウーマン God Thank You Woman
全英シングルチャート31位。
「神はあなたに女性に感謝します あなたが私に与える喜びをありがとう」
という、全世界の女性に感謝する歌詞が印象的。
曲調としては、グループがまた一皮剥けたようなPOPでキャッチーなナンバーですね。
これまでの3枚のアルバムのプロデューサーSteve Levineに代わり
Arif Mardinがこのアルバムからプロデュースに携わりますが
ボーイ・ジョージがドラッグ中毒になっていたため、レコーディングではかなり苦戦を強いられたよう。
このアルバムから1年以内に、カルチャークラブはグループ解散となっていくのでした。(のちに再結成されますが)
イッツ・ア・ミラクル It’s A Miracle
1983年のアルバム『Colour By Numbers』からの5thシングル
イッツ・ア・ミラクル It’s A Miracle
全米チャート13位、全英チャート4位。
ボーイ・ジョージの甘い声も軽快なPOPソングですね。
「君は完璧さ」「タイム」「アイル・タンブル・フォー・ヤ」「ポイズン・マインド」
「カーマは気まぐれ」「ミス・ミー・ブラインド」に続く
7曲連続TOP10ヒットとはならずでしたが
それでも6曲連続でTOP10ヒット曲を放った快挙は素晴らしい。
この曲を収録したアルバム『Colour By Numbers』は
1000万部を売り上げ、
米国ではクアッドプラチナ、英国ではトリプルプラチナに認定されました。
To Be Continued..