モモタローの目を盗み、二人はおちあった。
それはイケナイ事と知りつつも。
しだいに逢う時間を重ね、二人はとうとうイケナイ関係になってしまっていた。
彼女はモモタローの指名ナンバーワン。
お店にとってみれば、大事な商品だ。
「商品に手を出すな」が鉄の掟のこの世界。
だが、この気持ちは抑えることが出来なかった。
頭の中はいつもあの娘の事でいっぱい
初めての本気の恋だった。
ここのモモタローでバンドで仕事させてもらっているのに
不義理で
背徳の恋とわかりつつも
どうしようもなかった。
しかし、
それより以上に
立ち塞がる大きい背徳の壁があるのだった。
それは、、
彼女と
本気で付き合いたかったのだが
彼女には
彼氏がいた。
♪愛したいけど she belongs to him
恋はgood feeling I love her Oh yes
涙が止まらない 彼女は彼のもの
Oh 悲しい恋心
A lonely day again Oh no ♪
(by彼女は彼のもの キャロル)
逢えないときは寂しかった。
というより辛かった。
頭の中はいつも彼女の事でいっぱいだった。
彼女はモデルのような容姿で
背の低い僕とは不釣り合いだとわかっていたけど、この気持ちは止められない。
他のメンバーもお店の女の子とヨロシクやってて
タンゲなんか自分もうまいことやってるくせに
「あの娘はやめとけ」と僕にうるさかったから
「ワイはなんでこの気持ちばわかってくれんとや!?」
と、その辺にあったマッチ箱をタンゲに投げつけた。
が、
ヒョイと軽くよけられ・・(汗)
さらに僕を激昂させることもたびたびだった。
to be continued・・