みなさんどーも!UKです。
ワタクシUKが選ぶマイフェイバリット・シリーズ
今回は、1967〜1969年に日本で大流行した
グループ・サウンズ。
その グループ・サウンズ、略してGSの名曲の数々を
UKが選ぶGSマイランキングの続編版といたしまして!
栄光のグループ・サウンズ GSマイフェイバリット・チューン【2018年版】
と題し!
ご紹介していこうと思います。
では早速、まいりましょう!
目次
夕陽と共に ザ・ワイルドワンズ
1966年、GS史に残る名曲「想い出の渚」でレコードデビューしたザ・ワイルドワンズ。
「野生児」という意味でつけた【ワイルドワンズ】の名付け親は加山雄三。
そのワイルドワンズから、1967年リリース3rdシングル
夕陽と共に
ローリングストーンズの「黒くぬれ」を彷彿させるイントロからの
哀愁漂わせる歌のメロディは
情景が浮かんできますよね~
この曲でドラムを叩きながら歌う植田芳暁さんは
当時、画期的であった「歌うドラマー」として人気を博しました。
ワイルドワンズのギタリスト、及び歌謡界に名曲を残してきた
偉大なる作曲家及びプロデューサーの加瀬邦彦氏亡き現在も
ワイルドワンズは、活動を続け
2017年には「結成50周年記念 加瀬邦彦追悼コンサート」を開きました。
長い髪の少女 ザ・ゴールデンカップス
1966年、デイブ平尾を中心に結成され
横浜本牧のライブハウス「ゴールデンカップ」の専属バンドとして活躍後
翌年1967年に「いとしのジザベル」でレコードデビューしたザ・ゴールデンカップス。
1968年リリース3rdシングルの
長い髪の少女
作詞 橋本淳 作曲鈴木邦彦
ゴールデンカップスはこの「長い髪の少女」で一躍、人気を獲得しましたが
当時、カップスのライブの際は、R&Bや洋楽ロックが中心で
「長い髪の少女」はあまり演奏しなかったと聞きます。
混血グループを売りにしていたのに、実はマモル・マヌーさんは生粋の日本人とか…(^^;;
カップス伝説はいろいろとありますが
ニキータ4も、そのマモル・マヌーさんとバンドをやらせて頂いた事もあり
その時の「長い髪の少女」も合わせてどうぞご覧ください。(←宣伝やろ?!)
ニキータ4とマモル・マヌーさん(ゴールデンカップス)のコラボライブより 長い髪の少女
フリフリ ザ・スパイダース
1961年、スパイダースの前身となるグループでドラマーとして活動していた田辺明知さんを中心に
「蜘蛛の巣のように世界を席巻する」という願いを込め
1964年、GS期メンバーの新生ザ・スパイダースが誕生!
1965年、そのスパイダースデビューシングル
フリフリ
のリリースにより、栄光のGSブームは幕開けとなりました。
1966年には「夕陽が泣いている」が大ヒット。
コミカル的な要素もあり、映画にも出演しながら人気スターバンドとして大進撃するも
やがては、タイガースやカーナビーツの若手グループに人気を押されることになってしまいますが
「グループ・サウンズ」の最初のレコードと呼ばれたフリフリのデビューから
1970年の解散までに、栄光のGS史を築いてきたスパイダースの功績は計り知れません。
惜しくも、かまやつひろしさん、井上堯之さんはお亡くなりになりましたが
現在でも活躍している堺正章さん、井上順さん、大野克夫さん、元気にベースを弾いているかっぺさん
そして現、田辺エージェンシーの社長の田辺明知さん
音楽人生として見習うべきバイタリティを感じます。
続きは次ページへ
マドモアゼル・ブルース ザ・ジャガーズ
1967年「君に会いたい」でレコードデビューしたザ・ジャガーズの
1968年リリース3rdシングル
作詞 橋本淳 作曲 筒美京平
マドモアゼル・ブルース
♪シルクの ドレスを 着せてあげたいー♪
スタジオ盤のシングルでは、桶を叩いたようなパーカッションの音やストリングスが印象的ですね。
切なく狂おしい系のジャガーズ節が堪能できる一曲ではないでしょうか。
この曲「マドモアゼル・ブルース」は甲斐バンドもカバー。
そして藤タカシ&ザ・トップライン、ニキータ4 でも人気のレパートリーとなっています。(アピールか?!)
ガール・フレンド オックス
タイガース、テンプターズと共に三大アイドルGSグループとして
人気を集めていたオックスの1968年デビュー曲
ガール・フレンド
ベース福井利男さんとドラムス岩田裕二さんを中心に1967年結成されたオックスのいでたちは
メルヘンチックでまるで少女マンガのようですが
ライブステージにおいてはアンプを壊したり、倒れ込んだり、ステージから転げ落ちたり、気絶する等、過激なパフォーマンスで話題を呼び
やがては「失神バンド」と騒がれました。
ボーカル野口ひでとさん(現 真木ひでと)と人気を二分していたキーボードの赤松愛さんらの失神の演出は
ライブ中に本当に失神する女子学生のファンが相次ぎ
学校側がオックスのライブに行くことを禁じたり、入場を厳しく取り締まったりといった「社会問題」にまで発展することに。
【過激】なパフォーマンス だったんですね〜
上の「ガールフレンド」の映像の中では
赤松愛さんのキーボード弾きながらのカメラ目線も【過激】。。(→どんどん腹が立ってくる笑)
そして、最後にはペコちゃんみたいにペロッと?!、それも【過激】。。(→イラッ笑)
のちに赤松愛さんは失踪脱退し、後釜に故 夏夕介さんが加入しましたが
GSブームの終息と共にオックスは1971年解散。
そのブームが終息する頃
オックスのブロマイド売り上げは、タイガースを大きく引き離し1位だったそうです。
◆映画「天使の誘惑」でのオックス
バラ色の雲 ザ・ヴィレッジ・シンガース
日活映画「二人の銀座」からのワンシーンよりのこのグループは
テンプターズ、タイガース、オックス等の長髪GSのグループとは一線を画す<短髪>スタイルで登場したザ・ヴィレッジ・シンガーズ
1967年リリースの3rdシングル
作詞 橋本淳 作曲 筒美京平 編曲森岡賢一郎
バラ色の雲
1965年、ギターの小松久さんを中心に結成され、新メンバーに迎えた清水道夫さんのムーディな声とブルコメ風な曲調を売りにしたこの曲はオリコン2位を記録。
ムード歌謡のハシリを予感させる昭和感漂わす曲ですね〜
1968年の5thシングル「亜麻色の髪の少女」は、2002年に島谷ひとみがカバーしリバイバルヒット。
また、ドラムスの林ゆたかさんはあのオールディーズ業界のトップ、ライブハウス「ケントス」のプロデュースをされた方でもあります。
君だけに愛を ザ・タイガース
1966年、瞳みのる、岸部修三(後の岸部一徳)、森本太郎、加橋かつみの「サリーとプレイボーイズ」に沢田研二が加わり「ファニーズ」に改名ののち
翌年1967年「ザ・タイガース」とすぎやまこういちが命名
1968年、そのザ・タイガースの4thシングル
作詞 橋本淳 作曲 編曲 すぎやまこういち
君だけに愛を
この曲は、ミリオンセラーを記録し、オリコンチャート2位にまで駆け登りました。(当時の1位はフォーククルセイダーズの「帰ってきたヨッパライ」)
この映像の中の歓声が熱狂的な人気を物語っているように
そのザ・タイガースの人気絶頂ぶりが伺えますね〜
ジュリーこと沢田研二が「君だけに~♪」と
指を指しながら歌うパフォーマンスに失神者が続出したといいます。
タイガースとはまーったく関係ありませんが
僕の知り合いのルー◯塚が「ダイアナ」の曲で指を指しながら歌うパフォーマンスには
目をそらす人が続出するでしょう。(←どーでもいいやろ?!)
続きは次ページへ
真冬の帰り道 ザ・ランチャーズ
1962年、加山雄三率いるバンドとしてスタートしたザ・ランチャーズ。
メンバーの変遷を経て、加山の従兄弟である喜多嶋修、喜多嶋瑛が加入。
その活動ののち、多忙な加山雄三の手を離れ
独立した第3期ザ・ランチャーズの1967年デビューシングル
真冬の帰り道
メンバー全員が慶應義塾大学生というカレッジポップGSのザ・ランチャーズ。
美しいコーラスワークやバロック調なギターソロが特徴的ですね。
オックスやタイガースとは一線を画す「失神」とかは、まずあり得ない、さわやかなGSバンドではないでしょうか。
逆にさわやかに失神するパフォーマンスとかを見てみたい気もしますね(^^;;
この真冬の帰り道はキャンディーズ、伊丹幸雄、他いろんなアーティストからカバーされました。
ちなみに喜多嶋修の実娘は女優の喜多嶋舞さんなのであります。
秘密の合言葉 ザ・テンプターズ
1967年「忘れ得ぬ君」でレコードデビューし
ザ・タイガース、オックスと共にアイドルGSグループとして人気を博したザ・テンプターズ。
ボーカルは、のちにTVドラマ「傷だらけの天使」、
また「太陽にほえろ」でマカロニ刑事を演じたショーケンこと萩原健一。
そのザ・テンプターズ、1968年リリース4thシングル
「おかあさん」のB面曲の
秘密の合言葉
作詞 松崎由治 作曲 松崎由治
そして、ギターを担当するヨッチンこと松崎由治ワールドの
ストレートでわかりやすい一曲。
B面曲ですが、ビートロック調で荒削りなバンドサウンドが心地良いですね。
ザ・テンプターズは他の曲も含め、GS本来の特徴である狂おしさやダークさを
全面に押し出した一番のグループではないでしょうか。
トンネル天国 ザ・ダイナマイツ
一般的には、あまり有名なGSグループではなく
「カルトGS」とか「B級GS」と呼ばれたザ・ダイナマイツの
1967年デビューシングル
トンネル天国
作詞 橋本淳 作曲 鈴木邦彦
♪トンネル抜けて〜 トンネル抜けて〜
オンボロ列車で 田舎の街へ繰り出そうyeah yeah yeah ♪
歪んだギターで初期衝動感溢れるロックテイストなこの曲はオリコン73位まで上昇。
その後、リリースしたレコードはセールスには結びつきませんでしたが
ギターの山口富士夫やボーカル瀬川洋らが織りなすバンドサウンドは再注目され
カルトGSファンに絶大な評価を得ています。
青い瞳~北国の二人~マリアの泉~ブルーシャトウ ジャッキー吉川とブルー・コメッツ
1957年の結成から、多くの歌手のバック演奏やスタジオレコーディング等で活動し
メンバーの脱退、再加入を経て
1965年、GS全盛期のメンバーが揃ったブルー・コメッツ。
自らで歌い、曲も自分らで作ることによって本物のグループを目指した
ジャッキー吉川とブルー・コメッツの
快進撃が始まった当時の名曲のメドレー
青い瞳〜北国の二人〜マリアの泉〜ブルーシャトウ
再結成時の映像ですが
在りし日の井上大輔(のちの井上忠夫)の貴重な映像と共に
黄金期ブルコメの名曲メドレーとなってます。
尚、ブルコメ史上大ヒットを記録したブルー・シャトーは1967年「第9回日本レコード大賞」を受賞。
他のGSバンドが成し得なかった
3年連続NHK紅白出場も果たしました。
以上、メドレーも含め14曲
【2018年版】栄光のグループサウンズ GSマイフェイバリット・チューン
楽しんでいただけましたでしょうか?
またこのGSシリーズ続続編もあるかもしれません。
ではまた!みなさま!
今回も長らくお付き合い下さりありがとうございました!
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