みなさんどーも!UKです。
僕が活動させてもらっているバンド【ニキータ4】のイメージをひと言で連想させるのに
これ以上の相応しいサブタイトルはないんじゃないかとの想いで
名付けました【ヴィンテージ・ビート・バンド】
その代表的異名である【ヴィンテージ・ビート】の珠玉の曲達で彩られるニキータワールドは
<オールディーズ> <DISCO>にとどまらず
<ベンチャーズ> <歌謡曲> <グループサウンズ> <サンタナ他、インストゥルメンタル>という
多岐にわたるカテゴリーで構成されているのはみなさんすでにご存知の事でしょう。。
と、このシリーズを始めるにあたり、ちょっとばかりかしこまって書いてみましたが(^^;;
今回はそのカテゴリーの中のひとつ
The Ventures !
1958年に結成され、2度目に来日した1965年に大エレキブームを巻き起こし
特に人気を博した日本の音楽界全般に影響を与えたグループとして
2008年にはロックの殿堂入りを果たしたベンチャーズ。
そのベンチャーズの名曲ランキングを
今回から始まるシリーズ【UKが選ぶヴィンテージ曲マイランキングシリーズ】のトップで飾り
カンゼンにワタクシ好みの独断と偏見ではございますが
その曲と出会った思い出なんかを交えながらベンチャーズの名曲を選出してみたいと思います。
それでは、おかみさ〜ん
時間ですよ〜!
ん〜vintage・・(ん〜マンダム調に)
※ベンチャーズ リードギター ノーキー・エドワーズ2018年3月12日お亡くなりになりました。
心よりご冥福をお祈りします。
目次
第10位 木の葉の子守唄
僕が初めてベンチャーズを教えてもらったのは横道坊主でした。
ネオンの社交場が長崎の思案橋通り、丸山あたりの繁華街に爛爛とひしめき合い活気に溢れていた昭和58年頃
【マンモスキャバレーニュー桃太郎】のキャバレーバンドとして横道坊主のドラマーだった僕はそこでやっと初めてギャラを貰う仕事にありつけました。
「プロなんだからレパートリーを増やせ!」と
マネージャーから檄を飛ばされた横道坊主の今井とタンゲから
「ベンチャーズばやろうで」と言われ初めて耳にしたのがこの曲
木の葉の子守唄
♪のってけのってけのってけサーフィン〜♪と「太陽の彼方へ」を歌ってたのはゴールデンハーフですが
その原曲であるエレキインストバンドの「アストロノーツ」がずっとベンチャーズだとばかり思い込んでいた僕は
ベンチャーズに関しては全く無知な少年でした。
タカタカタカタカ・・と16分音符のスネアから始まり
疾走感溢れるビートに重なっていくあの独特のエレキサウンドのメロディ。
今まで聴いた事のなかったそのサウンドは秒速で僕の心に焼き付き、衝撃を受けたのを思い出します。
こういうエレキサウンドの世界もあるんだーとそれからベンチャーズに夢中になっていくキッカケになった曲でした。
第9位 さすらいのギター
これまたラテンパーカッションとドラムからスタートし日本人好みのメロディがインパクトとして僕のハートを鷲掴みにした
さすらいのギター
キャバレーでのステージでもよく一曲目の演奏曲に選ばれていました。
原曲はヨーロッパのインストバンド【ザ・サウンズ】が演奏し、日本では歌モノとして【小山ルミ】の代表曲で有名ですね。
ニキータのCDにもドあたまに収録されているように、この曲への「スペシャルな思い入れ」が伝わると思います。
第8位 十番街の殺人
もともと原曲はミュージカルのスローなナンバーでシャドウズもカバーしてましたが全くといっていいほどベンチャーズアレンジで形を変えた
十番街の殺人
そのアレンジ能力はズバ抜けて優れていることをベンチャーズは証明したのでした。
歪んだエレキサウンドとスモーキーなその世界感は僕をベンチャーズファンとして確定的にし、
まさに収録されているアルバムタイトル通り【ノックミーアウト】になってしまったのです。
ベンチャーズ曲との再会
僕はロックバンド横道坊主を卒業したあと(脱退ともいう(^^;;)
1996年頃からThe Visitorというバンドに注力していましたが
The Visitor初CDをリリースし、全国何ヶ所かのツアーも廻り、2000年も幕を開け
順調そのものであったミレニアムイヤーに青天の霹靂!
The Visitorは突然、事実上解散という憂き目に遭うことになるのでした・・。
このバンドで死ぬまでやって行こうと決意していただけにショックはかなりデカく僕は暫く人生の途方に暮れていました。。。
それから何年かが過ぎ、たびたび僕の脳裏をかすめ
記憶の奥底から滲み出てくるように聴こえてきたのはベンチャーズサウンドだったのです。
さ、ベンチャーズランキング第7位は!
第7位 パラダイス・ア・ゴーゴー
僕の意識の奥底でずっと生き続け、蘇ってきたベンチャーズサウンド。
どうせならやりたい事をやれと、ベンチャーズが言っているようでした。
またイチから出発しなさいとベンチャーズに背を押されているかのように当時よく聴いていた曲
パラダイス・ア・ゴーゴー
原曲の「ダッタン人の踊り」をこれまたベンチャーズスタイルにアレンジ。
素ん晴らしい。byビン・コンセプション(笑)
第6位 ラップ・シティ
ベンチャーズサウンドのマイブームが沸々と再燃していた僕は
ベンチャーズバンドがライブをやっているという情報を耳にし新宿キャロルハウス(現 新宿メモリーズ)へ向かったのでした。
その時に観た衝撃のバンドが「レッドゾーン」。
巨匠ケン大谷が弾くモズライトギターの世界と危ないベシャリ(笑)は一発で僕を魅了し、それからの僕は益々ベンチャーズワールドへと傾倒していくのでした。
そのライブでも印象的だった曲
ラップ・シティ
原曲はハンガリー舞曲第五番。
第5位 ウォーク・ドント・ラン’64
そのレッドゾーンのライブを観た翌日、
僕はどうしてもベンチャーズバンドをやりたくなり
音楽雑誌「Player」のメンバー募集欄に投稿し
ベンチャーズバンドを始めようとしていたギターのA氏と連絡を取り合うようになります。
近々セッションしましょうという話になったは良いが
なんの因果なのか巨匠ケン大谷さんもスタジオにお見えになるということに?!
縁とは摩訶不思議ですね〜
この前ライブステージに立ってた方が目の前にいるのだから。
スタジオセッションで初合わせしたのがこの曲
ウォーク・ドント・ラン ’64
緊張気味の中、「落ち着いていこう!乱れないよう注意しよう!」と
自分に言い聞かせながらドラムを叩く僕は
【ウォーク・ドント乱❗】なのでありました。
第4位 ワイプアウト
ドラムソロをフィーチャーしたこの曲、原曲はサファリーズ。
また言わずと知れた電撃ネットワークのテーマ曲でもありますね(^o^)
「ワイプ・アウト」この曲はベンチャーズバンドをやるなら必須なのでかなり練習した記憶があります。
ちゃんと叩けるまで5年以上はかかりましたが(^^;;
ライブインジャパンの映像ではメル・テイラーのレギュラーグリップの左手が凄い事になってて
扇のようなスティックの動きに目を奪われてしまいます。
これをできるにはあと50年かかるでしょうねぇ・・たぶん
さあ、いよいよっ!
ベンチャーズ・ランキング・ベストスリーぃぃー!!
の発表ーーーーー!!!
と、行きたいとこなのですが(^^;;
好きな曲というのはやはり10曲で収まりきれるはずはありませんね。
そんなワケで、ランキングベスト3に行く前に、特別ランキング番外編です。
≪番外おすすめベンチャーズランキング4≫❗❗❗
と題しまして、我が愛しきストーリーとともにご紹介していきたいと思います。
番外オススメランキング④ クラシカル・ガス
ベンチャーズにしては珍しいクラシック調な曲。
せつな美しい系旋律の
クラシカル・ガス
へー、こんな名曲もあったんだー
と、ベンチャーズを知れば知るほど人気の理由を発見していくのです。
この頃になってくると僕は「イエローゾーン」「デッドヒート」「レッドゾーン」といろんなベンチャーズバンドを転々として叩かせてもらうようになりました。
番外オススメランキング③ 夕陽が沈む
ベンチャーズといえば忘れてはなりません。日本情緒溢れる曲もたくさん作曲したり演奏したりします。
「雨の御堂筋」「京都の恋」「京都慕情」「長崎慕情」「二人の銀座」etc
日本の歌謡曲をギターインストで演奏したアルバム「ポップスインジャパン」も忘れちゃやーよという事で
その中でもあまりメジャーではない曲ですが
夕陽が沈む
メロディは昭和の懐かしい風景を呼び起こしてくれます。
ベンチャーズは日本人と感性の周波数が合うのかもしれませんね。
この曲をよく聴いていた頃から
音楽雑誌「Player」で知り合ったA氏と巨匠ケン大谷氏とで組んだユニット「イエローゾーン」でぼちぼちとライブ活動しだします。
が、いつの間にか自然消滅したのでした(^^;;
番外オススメランキング② ハワイ・ファイブ・オー
ニキータCDでもお馴染みの
アメリカの人気TVドラマ主題歌
ハワイ・ファイブ・オー
次なるバンド「デッドヒート」の時に初めて演奏。ベースはコバちゃん、キーボードはリーさんなのでした。
モズライトロックバンド「デッドヒート」はギターインストのみならず、そのうち歌ものもやり出すように。
GS、オールディーズ、歌謡曲、etc…ニキータの前身のようなスタイルになっていったのです。
番外オススメランキング① ミスター・モト
「デッドヒート」を卒業したあと(←だからっ脱退とゆーの)お世話になったバンド「レッドゾーン」
そのリーダーの巨匠ケン大谷氏のギタープレイ光り冴え渡る
ミスター・モト
レッドゾーンといえばっ!=「ミスター・モト冬樹」というくらい!印象が強かった曲。テクニックはハンパなく巧かった。
しかし、このバンドもフェイドアウトします。(←だから脱退だっつーの)
ノーキーエドワーズ2018年3月12日お亡くなりになりました。
心よりご冥福をお祈りします。
そして、誕生・・
そんな数々のベンチャーズバンドでの修行とゆーか、紆余曲折とゆーか、脱退劇とゆーか(汗)
そんなこんなを乗り越えまして
2005年、ついに!
新たなるバンド【ヴィンテージビートバンド・ニキータ】が産声を上げるのでした。
そして、羽ばたく・・・のか?!
ここまで来るといつの間にか
僕の加齢なる
華麗なるバンド脱退遍歴?
みたいなストーリーになってますが
いよいよランキングベスト3です。
好きな曲はまだまだ数え切れないほどありますが、ワタクシの思い出を交えまして選んだ思い入れ深いマイランキング10も残り3曲。
ベンチャーズ編もラストに近づいてまいりました。
さあ、それではまいりましょう!
あなたたちのベンチャーーーズ! byビン・コンセプション(笑)
第3位 別れの朝
【ヴィンテージ・ビートバンド・ニキータ】をスタートさせて一番最初に実験的にやったライブ、市川のスナックで演奏した思い入れ深い曲。
今までやってきたベンチャーズバンドに別れを告げ「今からこのニキータでやって行くんじゃー!」と意気揚々に明日へと向かっていく。
そう、この曲「別れの朝」は旅立ちのテーマソングのような気がしてなりませんでした。
ニキータのギタリストであるジミー飯塚のせつなく輝くこの曲のギタープレイを聴くたび
僕をあの頃の初心へと還らせてくれる曲なのであります。
第2位 ダイヤモンドヘッド パイプライン
ダイヤモンドヘッドとパイプライン同率2位
真骨頂であるテケテケサウンド旋風を巻き起こした代表曲すぎる代表曲の2曲
ダイヤモンド・ヘッド
そして
パイプライン
【テケテケ・リスペクト】という意味で、波の中にいるようなプチプチプチプチという音を出すエフェクター「ヴィンテージリバーブ」を使用し
ニキータCD【ヴィンテージビートゴーズオン】の一曲目「さすらいのギター」に「プチプチサウンド」を導入しています。
「パイプライン」といえば、ちっちちゃんとニキータ共演した時の演奏も凄かったな〜
第1位 キャラバン
あくまでもドラム目線で選んでますがやっぱこの曲でしょ!
ベンチャーズライブではアンコール≪どラスト≫での鉄板曲
キャラバン
原曲はデュークエリントンのJAZZナンバーをベンチャーズアレンジ。
途中で圧巻のドラムソロ、ライブでは「ベース叩き」にまで発展します。
聴く人見る人をワクワクさせるのが本当に好きなんでしょうね。
ニキータでもたまに「キャラバンベース叩き」導入させてもらってますが
どーしてもドリフターズになっちゃいます(^^;;10周年のニキータライブでは「タライ落とし」にまで発展しました。
まとめ
ランキング追っていってあらためて思いますが、やっぱベンチャーズは総合的にアレンジ力の高さが光りますね。
ハワイやヨーロッパや日本や、まるで色んな世界を旅してるような想像をかきたてる
昭和の古き良き香りを感じさせる
ワクワクと子供のように心踊らさせる
ロマン溢れる遊びゴコロ満載なベンチャーズ
その名の通り、いつもココロに
無邪気な【冒険心】を忘れないでいたいと教えてくれるバンドなのでした。
以上、UKが選ぶマイランキング10ベンチャーズ編でした。
次回はマイランキングDISCO曲編でお贈りしたいと思います。
お楽しみに。
今日もご訪問ありがとうございました☆
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