みなさんどーも!UKです。
さ、今回のUKが選ぶマイフェイバリット・シリーズは
イギリス発、女性ボーカル&ギターのクリッシー・ハインドを中心とするロックバンド
PRETENDERS
プリテンダーズ 初期メンバー写真左から
Vo&G.クリッシー・ハインド
Gu.ジェームス・ハニーマン・スコット
Dr.マーティン・チェンバース
Ba.ピート・ファーンドン
1978年、イギリスで結成されたプリテンダーズ 。
メンバーの死や離婚等、いろんな困難をも乗り越える
たくましいクリッシー・ハインドの才能、そして彼女の低いけれどハートを揺さぶる声。
姉御肌のロッカーとして慕われるそのクリッシー率いる
今回は、プリテンダーズ ・マイフェイバリット・チューンでお届けしたいと思います。
目次
愛しのキッズ Kids
1979年 プリテンダーズの2nd シングル
愛しのキッズ Kid
ストレートなバンドサウンドの中に輝くクリアなギターの音色、
そして何よりクリッシー・ハインド独特の中音域の湿った感じの歌声が心地いい。
この曲にハートを掴まれたワタクシは、しばらくプリテンダーズにハマることとなるのでした。
ポップで聴きやすいメロディなのに
歌詞は「母親が売春婦であることを知った愛する息子(KID)との会話」で、
そんなどこか陰がある部分を漂わすのも魅力だったのかも。。
姉御肌的なクリッシー、そして
初期バンドメンバーのチョイ悪な感じもステキだ。
愛に抱かれて Show Me
1984年 3rdアルバム『Learning to crowl』より
愛に抱かれて Show Me
全米チャート28位。
きらめくような楽曲&サウンドと暖かいクリッシーの声が沁みていきますね。
2ndアルバム『PretendersⅡ』制作後、デビュー以来のメンバー2人、
ベースのピート・ファーンドン(解雇)、ギターのジェイムス・ハニーマン・スコットが
亡くなるという不運や、クリッシーの出産〜離婚という
負の連鎖をはねのけた力強い名アルバム『Learning to crowl』が完成。
アルバムチャート5位を記録したこの名盤には、捨て曲がないほどの名曲揃い。
その名盤の中の1曲を。
チェイン・ギャング Back On The Chain Gang
1984年の3rdアルバム『Learning to Crawl』からの1stシングル
チェイン・ギャング Back On The Chain Gang
グループ初めての全米トップ10入り。
本当にいい曲だし、クリッシーは本当にいい声ですね。
この曲は、この頃なくなったバンドメンバー、ギターのジェイムス・ハニーマン・スコットに
捧げる歌としてつくられました。
鎖に繋がれた囚人という意味のチェイン・ギャングは
サム・クックの曲から影響を受けたとされています。(ウー、ハーの掛け声も)
ミドル・オブ・ザ・ロード Middle Of The Road
1983年のアルバム『Learning to Crawl』よりトップナンバー
ミドル・オブ・ザ・ロード Middle Of The Road
全米19位。
プリテンダーズ・ロックンロールここにありって感じですね。
女性がフロントでやってるバンドで
こんなにカッコいいロックバンドは他にいないだろうと僕的には思います。
ストレートな曲調でも、完成度めちゃ高いし
本当にクリッシー・ハインド率いるプリテンダーズ の溢れる才能に感服するばかり。
ノリノリのマーティン・チェンバースのドラムも
ゴキゲンにさせてくれます。
トーク・オブ・ザ・タウン Talk Of The Town
1981年のアルバム『Pretenders Ⅱ』より
トーク・オブ・ザ・タウン Talk of the Town
UKチャート8位。
クリッシー・ハインドがあるファンの男の子に向けて書いたこの曲、
コード進行の感じやギターの和音、ちょっとロマンチックにさせるメロディ・センスがいいですね。
ロック姉御なイメージのクリッシーですが
「この世界の自分の居場所をあなたは変えてしまった」という乙女チックな歌詞。
そういう曲をまた、このチョイ悪の危なそうなメンバーが演奏してるのも素敵♪
このあとの時期にドラッグで解雇されるベースの
ピート・ファーンドンの危なさそうなキャラは
ピストルズのシド・ビシャスと被るなーとも感じます(笑)
ドント・ゲット・ミー・ロング Don’t Get Me Wrong
1986年プリテンダーズの4thアルバム『Get Close』からの1stシングル
ドント・ゲット・ミー・ロング Don’t Get Me Wrong
全米10位。
「私を誤解しないで」というツンデレ的な歌詞や
メロディはもちろん、ギターの単音から和音のセンス、
そしてプリテンダーズらしいバンド・アンサンブルが光るも
この頃はメンバーの入れ替わりが激しい時期で
最後のオリジナルメンバーだったドラムのマーティン・チェンバースが
解雇されていたのでした。(後年には復帰するが)
この時期のドラムはスティーブ・ジョーダン、他、
セッション・ミュージシャンによってレコーディング。
確かに演奏力は高いけどなー。。という印象も否めません。
この曲は日本のテレビ番組の『情報プレゼンター 特ダネ』で使われました。
ストップ・ユア・ソビング Stop Your Sobbing
1979年プリテンダーズのデビュー・シングル曲
ストップ・ユア・ソビング Stop Your Sobbing
レイ・デイビスが作詞作曲したキンクスのオリジナル曲のカヴァー。
そのレイ・デイビスとクリッシーは結婚しますが、のちに離婚。
その時授かった娘をシングルマザーとして育てました。
元々、クリッシーはパンクロックに傾倒していたせいもあるのか
バンド・スタイルはクラッシュを彷彿とさせますね。
映像を見ると、マーティンはクラッシュのトッパー・ヒードン、
ピートはポール・シムノンっぽい?のも興味深い。。
2000マイルズ 2000Miles
1983年プリテンダーズ の3rdアルバム『Learning to Crawl』より
2000マイルズ 2000Miles
UKチャート15位。
しっとりと煌びやかなクリスマス・ソングのように聴こえますが
実は亡くなったメンバーのジェームス・ハニーマン・スコットを想って書いた歌。
この名盤3rdアルバムの『Learning to Crawl』が完成するまでに
クリッシーは波乱に満ちた人生を背負いました。
ギター、ジェームスの死、そして解雇したベースのピートの死、
さらにはキンクスのレイ・デイビスとの離婚と
たて続けに訪れた困難を、はねのけるように
大傑作アルバムを生み出した才能は、やはりただものじゃありませんね。
その名アルバムのラストをこの曲が飾りました。
To Be Continued,,