ドッサウェイ☆ Like A Rolling Stone

回顧ヒストリー24 横道坊主

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いよいよヤマジュンとのバンド

「アイアン◯ニス」ライブ。

満を持し、NBCビデオホールで行われた。

 

当時上映されていた映画「ET」のテーマ音楽をSEに

ステージに飛び出した若きエネルギッシュなヘビメタバンド「アイアン◯ニス」。

 

ヤマジュンがベースをブリブリ言わせ

リューキンのハイトーンボイスも冴え渡る。

ツインリードを奏でるアキラとM木。

頑固者のM木も楽しそうに弾いていた。

 

選りすぐりのメンバー。

腕はバツグンにうまい。

それぞれが練習を重ね、磨かれたテクニックを披露し、達成感でメンバーの笑顔がキラキラ輝いた。

 

 

この日いろんな人達が観に来てくれた。

音楽仲間はもちろん、

田中荘でスネてた正樹も来てくれ

なぜなのかドライアイス係を担当してくれていた。

 

ビデオ撮影は、キャバレーミナミを紹介してくれた人、海老沢さんが担当しライブ映像を制作してくれた。

 

作ってくれたビデオは

手書きのメンバー紹介や

明らかに手で動かしてるだろうと思われるたどたどしいエンディングロールなど

何度観てもツッコミ所満載だ。

 

「アイアン◯ニス」のライブも大盛況で終了。

 

さあ、ここから華々しくライブデビューなのか?!

 

 

 

と思わせたが、

 

アイアン◯ニスは

 

この日だけの一回こっきり・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

思い出の1ページバンドで終わった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

♪長い髪のあいつ 今も胸に残るぜ

夏の海辺を二人で まぶしい光に浮かび

やけにせつなくさせる 古い心のフォトグラフ

恥ずかしそうな横顔 胸に残るよ あいつ ♪

(夏のフォトグラフ by矢沢永吉)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

横道坊主

 

ちょうどその頃のある日

今井が歌とギターで録音したカセットテープを持ってきた。

 

「スタジオ入ろうで〜」

 

そのテープには

 

◆どうしようもない恋の歌(ルースターズ)

◆新型キャディラック(クラッシュ)

◆フールフォーユー(ルースターズ)

◆あなたの肩に頬埋めて(ポールアンカ)

 

 

そして

◆ボーイフレンド

というオリジナル曲が収録。

 

「オリジナルばすうで〜」

「マジや?」

 

今井はバンド名も決めていた。

 

 

「横道坊主」

 

 

 

 

 

音合わせ

 

鍛冶屋町にある原楽器のスタジオで音を合わせる事に。

この時は今井と正樹と僕の3人バンドではなく

新しくボーカルに

オットプロジェクトでギターを弾いていた中村義人が加入した。

 

初めて聴く義人の声はいいフィーリング。

 

ヨカねっ!

 

バンドは義人を迎え演奏もノリにのった。

 

この日スタジオで4〜5曲しか音合わせしなかったが

僕はこの新しいバンド「横道坊主」になにか秘めてるポテンシャルを感じていた。

 

 

僕も今まで

「BURN」「ジュリエット」「グランドクロス」「アイアン○ニス」とやってきたが

 

 

この時、

 

もしかして?

 

という五文字が頭をよぎった。

 

 

 

その、

もしかして・・という

 

予感はこの後少しずつ現実的なカタチへと変えていくのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

to be continued・・