今日は僕が中学生の頃に体験した
ちょっと怖〜いお話をします。
僕の故郷は長崎県長崎市です。
僕が中学生の頃は、親父がまだまだ元気な頃で
一軒家に家族で楽しく住んでいました。
僕が長崎で住んでいた家の近くには、
山とか川とかがあり、
外も草むらが多かったためか、
夜になると我が家には、カナブンはもちろん、クワガタとか、カブトムシのメスとか、運がよければオスが飛んで来て、
光のある楽しそうな我が家に訪れ舞い込んで来てました。
そう、我が家は夜になると「ワクワク昆虫ランド」に化す事もしばしばだったのです。
当時、中学生の僕は高校受験を控え、
親から受験合格に多大なる期待を寄せられてました。
家の2階に自分の部屋を与えられ、
その頃はよく受験勉強を頑張っていたものです。
そんな日常を過ごしていたある日の事
いつものように夜中過ぎまで勉強し、
ふと時計を見ると、夜中の2時を指していました。
おっと、もう寝なきゃなと思い、
そろそろ就寝につき眠りに落ちる頃でした。
夜中2時の丑三つ時、
シーンと静寂が支配する我が家に
突然!
闇夜を切り裂く声が轟き渡ったのです。
「コケーーーーッッ!!」
ん? 何??
ニワトリか?
ニワトリが鳴く時間にしては・・
まだ2時なのにな・・
寝ぼけてて空耳なんだろうと思い
アクビしながら、再び眠りに落ちようした時、
「コケーーーーッッ!!」
え!ニワトリでも舞い込んできたのか?!
と思っていたら、その後何度も
「コケーーーーッッ!!」
「コケーーーーッッ!!」
と聞こえるので
あわてて飛び起き、
下の階へ降りたところ
なんとそこには!信じられない光景が!!
なんとそこには、
「コケーーーーッッ!!」の張本人が片耳を押さえ
ジャパネット高田社長よりも更に上回る「超」がつくほどハイトーンな声で
「コケーーーーッッ!!」
と何度も奇声を発し、布団の上をのたうち回っていた。
それは、オカアであった。
心配そうに見守る親父に、片耳をおさえるオカアに何があったのか聞いたところ
「ムカデが耳に入った」
えっ?!
なんと、小さいムカデが?!
オカアの耳にモゾモゾと侵入してきて噛まれたらしい。
耳に入ってモゾモゾされて噛まれた痛みに発した奇声が
僕には
「コケーーーーッッ!!」
としか聞こえなかったという
オカアの痛みより
「コケーーーーッッ!!」
に驚いてしまったという
深夜の大騒動でした。
なんでムカデがわざわざオカンの耳の穴に入りたかったのか
面白そうだと思ったのか、
ムカデの気持ちは今だによくわかりませんが
我が家は「ドキドキスリル昆虫ランド」と化す事もしばしばだったのです。
オカア星人が【ニワトリ星人】と化した
僕の記憶のひとコマでした☆
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